松岡 由紀子のプロフィール
松岡 由紀子(マツオカ ユキコ)
- Yuki DESIGN(ユキデザイン)代表
- 看護師デザイナー
- 動画クリエイター
- 手描きアニメーションを軸に、様々なデザインをしています。
最適な方法で伝えたいことが伝わるようにデザインします!
看護師から未経験でWEBデザイナーへ、そして手描きアニメーションの世界へ
私はもともと普通の看護師で、とくにパソコンが得意だったわけではありません。
仕事で必要な資料やポスターをWordやPowerPointを使って作れるくらいでした。
デザインのことはよくわからないけど、なんとなく見やすく、それっぽく見えるように「見やすい資料 作り方」と検索してつくりました。
そんな私は未経験からWEBデザイナーになり、今はフリーランスで手描きアニメーションを軸にデザインのお仕事をさせていただいています。
「なぜ看護師なのにわざわざWEBデザイナーになったの?!」
「手描きアニメーションを作るようになったきっかけは?」
皆さんによく質問されるので、私の経験をお話したいと思います。
手描きアニメーションのお仕事をするようになったきっかけ
私が手描きアニメーションを始めたきっかけは、WEBデザイナーとしてお客様に最高の価値を提供したいという思いからでした。
WEBデザイナーとしてお仕事をする中で、情報を効果的に伝えるにはWEBデザインだけではなく、他のデザインの知識も必要だと感じました。
なぜならお客様が伝えたい相手によっては、他のデザインツールで表現した方が効果的な場合もあるからです。
たとえばWEBサイトを見る習慣がない相手に、WEB上で伝えるのは至難の業。
見てもらえる可能性が低いのにWEB上で伝えていたら、機会損失になる可能性が高い。
伝えたい相手に、見てもらえる場所でアピールするのは大事なことです。
だったら色々なデザインツールを扱える方がお客様にとっての最善なデザインを考えられると思い、
- グラフィックデザイン
- 写真
- イラスト
- 動画
など様々なデザインの知識・技術を習得しました。
その中で、私を最も魅了したのが手描きアニメーション。
イラストや文字を使って訴求する手描きアニメーションは、視覚的な要素とストーリーテリングの力を組み合わせて、視聴者に強くメッセージを伝えることができます。
手描きアニメーションの情報伝達力の高さ、お客様とやり取りを重ねて一緒にストーリーを創り上げていくワクワク感。
何より、仕事も、育った環境も、経験してきたことも違うお客様のお話を聞けるのがとっても楽しかった!
私は、手描きアニメーションの魅力にすっかり夢中になりました。
看護師から未経験でWEBデザイナーへ 新たな挑戦
ここからは普通の看護師が、なぜ未経験でWEBデザイナーになったのか、その経緯をお話したいと思います。
私は長年、乾癬性関節炎という持病を抱えながら看護師をしていました。
乾癬性関節炎とは、乾癬という皮膚の病気に合併し、関節等に炎症が出る病気です。
現在もリウマチと同じような治療をしています。
普段は「え?病気なの?」と驚かれるくらい元気ですが、頑張りすぎる性格でつい無理をしてしまい、たびたび病状が悪化・・
関節痛が強くなって歩けなくなったり、熱が出たり何度も休職を余儀なくされましたが、周囲の理解と協力のおかげで、なんとか看護師を続けていました。
しかし2020年、ついに看護師を続けることが難しくなりました。
今回は、今までと違って身体がいうことをきかない・・
休職しても思うように働けず、大学病院を退職しました。
WEBデザイナーになる
もう看護師はできそうにないと思っていた時、私は新たな可能性を見つけました。
それがWEBデザイナーというお仕事です。
WEBデザイナーは、WEBサイトのデザインや構築を行う職業で、クリエイティブな思考と技術的なスキルが求められます。
何かをつくることは好きでしたが、その時点での私のスキルは、WordやExcel、PowerPointを使って資料を作れる程度。
Photoshopなどのデザインツールは、触ったこともありませんでした。
未経験でできるのか?と思いましたが、私は未経験の分野に飛び込んでみることにしました。
看護師の仕事を続けるのが難しかったという理由もあります。
でも、看護師として働いていた時からずっと考えていたことがあったからです。
それは、医療や介護の情報を見つけられずに困っている患者さんのために何かできないかということ。
WEBデザイナーの役割は、情報をわかりやすく伝えること。
私は情報を伝える側として、情報をわかりやすく伝えられれば情報弱者の患者さんを支援できるかもしれない!
たとえ上手くいかなくても、私には看護師資格があるからなんとかなる!
やってみて向いてなかったら考えようと、看護師からWEBデザイナーへの転職を決めました。
未経験でWEBデザインを学ぶ
私は、職業訓練校でWEBデザインを学び始めました。
43歳、はじめての挑戦。
驚いたのが、デザインに必要なのはセンスではなく、法則を意識して守ること。
デザインは科学的でとても面白く、私はのめり込みました。
でも職業訓練校に通い始めたのは、ちょうどあの感染症が日本に影響を与え始めた頃・・
デパートが全館休業していた、まさにあの頃です。
学びたい気持ちとはうらはらに、私は途中で職業訓練校を退学します。
学校が休校になった時期もありました。
学校が再開しても症状があると登校できません。
私は微熱が出るたびにしばらく休むことになり、結果、出席日数が足りなくなってしまいました・・
職業訓練校を退学後は、独学で勉強を続けていました。
テキストや、WEB上に様々な情報をアップしてくれている方々のおかげで十分勉強はできました。
でも、早くWEBデザイナーとしてお仕事ができるようになりたかった私は、オンラインのデザインスクールで学ぶことにしました。
未経験の分野で、正直何をどう勉強したら効率的に確実にスキルアップできるかわからなかったからです。
オンラインスクールは、動画教材や講師の方々のサポートを受けながら学ぶことができます。
Photoshopなどを使うのが初めてだった私には、何度も繰り返し復習できる動画は有り難かったですし、講師の先生が私の作った作品を添削してフィードバックしてくれるので改善点もその都度確認できました。
オンラインスクールのおかげでPhotoshopは、1ヶ月でバナーを作れるほどになりました。
でも、気になると調べないと気が済まなかった私は、3ヶ月で卒業しないといけないのに全然課題が進みませんでした。
私はのろのろと諦めずに自分のペースで学習し、確実にスキルアップしました。
未経験の壁
オンラインスクールに入って2ヶ月目。
WordPressを使ってポートフォリオサイトを作る頃、私は大きな壁にぶち当たりました。
「私の強みって何?!」
実績なし、人脈なし。
デザインを始めたばかりで自信を持ってアピールできるような知識や技術もなし。
あるのは看護師のキャリアとやる気くらい・・
私は自分の強みを書くことができず、1ヶ月くらい立ち止まって考えました。
今の私なら、何かしらを書いてポートフォリオサイトを完成させます。
なぜならやりながら学び続け、強みやベネフィットが見つかったら書き換えていけばいいからです。
WEBサイトの最大のメリットは、いつでも情報を更新できることなのですから。
それにWEBデザインを勉強し、制作ができるようになったことで、誰かのお役に立てる可能性があります。
私を選んでもらえるかは別として、バナーを作りたいけど、自分では作れない方のお役には立てるかもしれません。
と言っても、当時はそんな風には考えられませんでした。
1ヶ月後、最終的に私がしぼり出した私の強みは、「親切に、丁寧に、親身に対応します」ということでした。
「うわ〜これしかない・・」と思って書きましたが、商売をする上で誠実に対応するのはとても大切なこと。
今でもお客様が私を選んでくださる理由のひとつです。
ココナラに出品 0→1の壁
次に私は、ココナラにWEBデザインのサービスを出品してみました。
ココナラは、個人の知識、スキル、経験を気軽に売り買いできるスキルシェアサイト。
色々なジャンルの様々なサービスを販売・購入できます。
ここに来るお客様は、サービスを購入したいけど、誰から購入しようかなと考えているお客様が多いです。
お客様のニーズと合えば、買っていただける可能性もあるのですが、そこに立ちはだかるのが0→1の壁・・
とにかく最初の1件を買ってもらうのが大変なんです。
なぜなら販売実績もお客様の口コミもないから。
お客様の立場で考えると、どんなものを作ってくれるのか、だまされたりしないか心配ですよね。
作品を見て、プロフィールを見て、実績がある人なのか、購入したお客様の口コミは?と確認します。
最初の1件を購入してもらうことが一番難しいんです。
でも、今大人気のクリエイターさんだって、みんな最初は0からスタートしたはず。
販売実績も口コミもないけど、どうしたらお客様に信頼して買ってもいいかな。。と思っていただけるか?
私は作品を作ってはアップし、プロフィールやサービスページなどをどんどん改善を試みました。
その結果、買っていただけました!!!
初めて買っていただいた時は、嬉しくて小躍りしました♪
ココナラに出品して1ヶ月後、オンラインスクールで学び始めてから半年後のことでした。
最初の1つが売れると、ぽつりぽつりと購入していただけるようになりました。
それからは、目の前のお客様のために全力で取り組むことを続けていきました。
2023年7月19日現在ココナラの販売実績は136件です。
仕事とは何か?価値が変わった
WEBデザイナーになるという選択をしたことで、仕事や働き方に対する考えがガラリと変わりました。
それまでの私は、病院を辞めたら看護師として正社員で働ける病院を探して働くのが当たり前でした。
正社員以外の働き方も、看護師以外のお仕事をすることも、私の選択肢の中にはありませんでした。
でも、
- 色々な働き方があること
- 仕事も働き方も自由に選べること
- 誰かの悩みを解決できれば、それがお仕事になる可能性があることに気がつきました。
43歳にして世界がぐんと広がったのを覚えています。
同時にフリーランスとしての責任も感じました。
ビジネスの本質は、お客様へ価値を提供すること。
私はお客様の望む結果につながるように、様々なデザインツールを使いこなして全力でお客様の夢を応援します。
手描きアニメーションの世界へ
私はお客様が本当に伝えたい相手に伝わるように、伝える手段=デザインできるものを増やすことにしました。
紙媒体のグラフィックデザイン、イラスト、写真、動画など・・
マーケティングやライティング・・必要だと思ったものを次々と学びました。
その中のひとつが、手描きアニメーションです。
\ 作ってみたい! /
絵が描けないのに、手描きアニメーションを学ぶ
ホワイトボードアニメーションという手描き動画を初めて見た時、「なんてわかりやすいんだろう!」と思いました。
でも私は、絵を描くのが苦手でした。というか描けませんでした。
これは絵が描けない私には厳しいな・・と思って一度見送りました。
でも私はお客様の夢や思いを応援するために、伝えるためにデザインをしています。
「やっぱり圧倒的に伝わる力が強いので、手描きアニメーションを使いたい・・」
もう一度調べた時に、絵が描けなくても制作ソフトで作れることを知り、オンラインスクールで学ぶことにました。
どんな方法で作るか・・試行錯誤の日々
手描きアニメーションの制作方法は、
- リアルに手描きで描いている様子を撮影して動画にする方法
- 制作ソフトを使ってアニメーション動画を作る方法
の2通りがあります。
私は、どちらの方法も試しました。
制作ソフトは海外製のものしかありません。
Vyond、VideoScribe、Doodly、Toonlyなど、主要なものは全部試しました。
オンラインスクールに入った時は、絵を描かずに、制作ソフトだけで手描きアニメーション動画を作るつもりでした。
でもソフトに標準装備されているイラストは、いかにも海外風のイラストであまり可愛くない・・
オンラインスクールでもイラストを描いてみる課題があり、なんとか描けるかなと思いました。
なぜなら手描きアニメーションで必要なイラストは、上手なイラストでなく「伝わるイラスト」であればいいと思ったからです。
むしろ凝ったイラストよりも、一目でこれは「家ですね」とわかる方が良いのです。
私はイラストを自分で描こうと思い、練習しました。
何事も繰り返し練習していると、だんだん上手になっていきます。
たくさんたくさん描いて今の画風になりました。
オンラインスクールに入って1ヶ月後には、妹に手描きアニメーション動画を作ってプレゼントし、大喜びしてもらいました♪
ストーリーを作って、どんな風に表現するか考える制作過程も楽しいのですが、魂を込めて作ったものを誰かに喜んでもらえるのはとっても嬉しい経験でした♪
どうしてもやりたかったこと。
次に悩んだのが、どの制作ソフトを使って作るか。
私はどうしてもリアルに描いているような表現をしたいと思いました。
しかし、自分の描いたイラストを制作ソフトに読み込んで、描いているように見せるのは難しい。
ソフトの性質も試行錯誤しました。
実際どう違うのか比較してみてください。
普通に読み込んだだけの場合
私がやりたいリアルに描いている風の表現
普通にイラストを読み込むだけだと、ペンで塗りつぶしたところにイラストが出現します。
この方法も悪いわけではないけれど、せっかくならリアルに描いている風にしたい!
私はもう一度主要な制作ソフトを試し、調べまくって方法を見つけました!
手描き動画をアップしたら、ココナラで依頼が殺到
スクールに入って2ヶ月目に作った作品です。
ココナラで出品していた自分のサービスの動画を作って、サービスのサムネイルをこの動画に変えた途端にディプロマの制作依頼が殺到!
わずか30秒の動画を作っただけで、その月は6件/月のディプロマ制作のご依頼をいただきました。
そして、私のココナラのページの閲覧数は全体的に一気に増加して、あまりの反応にびっくりしたのを覚えています。
制作方法を手描きのイラスト×制作ソフトのハイブリッドで作る!と決めたので、手描きアニメーションをココナラに出品。
オンラインスクール在学中の3ヶ月目。
ココナラに手描きアニメーションのサービスを出品して1ヶ月で2件ご依頼をいただきました。
手描きアニメーションは、イラストの雰囲気が大きく影響します。
私のイラストはお客様から、
「イラストがかわいい」
「万人受けする嫌われないイラストだね」
「ブランドイメージを壊さなくてちょうどいいね」
と言っていただくことが多いです。
そして現在 フリーランスで活動
私は今、手描きアニメーションを軸にデザインをしています。
最近では、写真撮影やNotion、ChatGPTの使い方などデザイン以外のご相談もいただいています。
「Notionは便利そうだし、使ってみたんだけど、、どこをどう触ったらいいのかわからない」というあなた。
Notionは仕組みがわかれば便利なのですが、初心者にはハードルが高めなんですよね。
でもその方のやりたいことに合わせて一緒にデータベースを作った方々は、みなさん活用していてカスタマイズもできています。
Notionを使ってみたいんだよねという方はこちらからお問い合わせくださいね。
自分に合ったデータベースさえ作ってしまえば、間違いなく使いこなせます♪
私は、デザインとは無縁の看護師でした。
パソコンにも詳しくないし、デザインの知識もスキルもほぼゼロの状態から始めました。
だからうまくいかない時期もありましたし、試行錯誤しながら進んできました。
でも、今では手描きアニメーションを軸に様々なデザインツールを使いこなし、フリーランスとして独立するまでになりました。
夢を叶えたいお客様の夢を応援し、情報を探しているお客様に見つけてもらいやすくする・・
売る側も買う側も幸せにするのが、今の私のお仕事です。
売る側の人には、伝えたいメッセージがちゃんと伝わり、たくさんのご縁がつながるように。
買う側の人には、必要な情報を見つけて「選択肢」が増えるように。
手描きアニメーションやデザインで、一人でも多くの方々の出会いに貢献し、豊かで幸せな人生を送れる人が増えたら素敵だなと思っています。
今後は一緒に活動できる仲間を増やしていきたいです。
同じ思いを持っている方、共感していただける方はメッセージをいただけたら嬉しいです。
手描きアニメーションに興味がある、という方もお気軽にお問い合わせください。
\ 手描きアニメーションを作りたい/
松岡 由紀子のエトセトラ
- 1977年4月8日生まれ。お釈迦さまと同じ誕生日です♪
- 神奈川県横浜市出身
- 性格:真面目で温厚だねとよく言われます。マイペースです。
- 大切にしていること:ご縁と思いやり。感謝の気持ちを忘れないこと。
- 好きなこと:喜んでもらうこと!美味しい物を食べること!
- 得意なこと:お話を聞くこと。
- 苦手なこと:怖い人、知らない場所での待ち合わせ
(地図を見ながら道に迷うタイプです・・) - ハマっていること:ピクミン
- ないと困るもの:iPad mini(基本デジタル管理なので、スマホよりないと困ります)
- 趣味:旅行、写真撮影(FUJIFILM XT4を愛用)、パステルアート
職歴
看護専門学校を卒業、正看護師として病院に就職。
大学病院、一般病院、クリニックなどで看護師の経験を積む。
一般病棟の他にもNICU・GCU、緩和ケア病棟、入退院支援看護師、がん専門相談員なども経験。
- 1月に大学病院を退職。
- 看護師からWEBデザイナーになることを決意。
- 9月〜個人事業主として活動開始。
- 2月 神奈川県ペライチ認定サポーターに認定。
- 5月 WEBデザインスクールの講師業を経験(現在は卒業)
- 12月 手描きアニメーション制作を開始。
フリーランスとして活動中。
一般社団法人フリーランス・副業看護師支援協会でWEB業務を担当。
業務経歴
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