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なぜ、看護師なのにフリーランスのWEBデザイナーに?

パソコンをするYukiの画像です
松岡由紀子

Yuki DESIGNのホームページにご訪問いただき、ありがとうございます。

私は看護師から未経験でWEBデザイナーに転身し、現在はフリーランスでデザインのお仕事をしています。

「なぜ安定している看護師からわざわざWEBデザイナーになったの?!」
「畑違いの仕事だけど、パソコンとか得意だったの?」
とよく聞かれるので、今日はなぜ看護師からWEBデザイナーになったのかをお話したいと思います

フリーランスのWEBデザイナーになったきっかけ

私がWEBデザイナーになったきっかけは、看護師として働くことが難しくなったからです。
私は26歳の時に乾癬性関節炎と診断され、病気と付き合いながら看護師をしていました。

何年かに1度の割合で、痛みのコントロールができなくなり休職させてもらいました。
でも、病院や仲間の理解と助けがあったおかげで私は看護師を続けることができました。

2020年、ついに思うように働けなくなり大学病院を退職しました。

この先、看護師として働くのは厳しいかも・・
退職後、「自分の体調に合わせて働ける仕事を探さなきゃ」と思いながらハローワークに行った時、WEBデザイナーという職業に出会いました。

こちらの記事で看護師から未経験でWEBデザイナーへ、そして手描きアニメーションの世界へ足を踏み入れたきっかけなどを書いています。よかったら読んでください♪

ハローワークで仕事探し

退職後、失業保険をもらうためにハローワークに通いました。
私は看護師の経験しかなく、とくに得意なことや特技もありませんでした。

パソコンは簡単な資料作りくらいならできるけど、得意なわけではない。
看護師歴21年の私には、当然看護師の仕事が紹介されます。

ある時、パソコンでお仕事検索をしている時、職員さんとお話する機会がありました。
「看護師さんなの?お仕事たくさんあるでしょ。本当に大変なお仕事だよね」と言われ、
「やっぱり看護師さんじゃなきゃダメなんですかね・・私、看護師以外の仕事で誰かの役に立ってみたいんです・・」
優しそうな職員さんに本音をもらしました。

「そんなのやったらいいよ。職業訓練もあるし、まだ若いんだから、頑張ってね!」と声をかけてくださいました。
43歳でまだ若いって言われるのか、と思いながら教えてもらった職業訓練のブースに行きました。
そのとき目にとまったのが、「WEBデザイナー」という言葉でした。

初めて知った職業だったので、すぐにインターネットで調べました。
デザインはセンスが必要と思っていましたが、センスは不要!と書かれていました。
デザインは思っていたより科学的なんだなと思い、面白そうと興味を持ちました。

看護師以外の仕事を探していた私には、WEBデザイナーは理想の職業でした。
インターネットが急成長している、今の時代にもぴったり。
うまくいけば自宅で仕事をできるかもしれない。
しかも、今なら職業訓練校で学べるという幸運が目の前にある!

もし向いてなかったとしても、私には看護師資格がある!
自分でも笑ってしまうくらい、妙に前向きだったことを思い出しました。

翌日、私はハローワークに行って職業訓練校にエントリーしました。

WEBデザイナーに挑戦したもう一つの理由

WEBデザイナーに挑戦した理由は、もうひとつあります。
それは、医療や介護の情報を見つけられずに困っている患者さんのために何かできるかもと思ったからです。

私は退職する数年前から、病棟ではなく総合サポートセンターという部署にいました。
通院中、入院中、退院後の患者さんやご家族が安心して療養生活を送れるようにサポートするのが仕事です。

  • 入院予定の患者さんが安心して入院生活を送り、安全に治療や検査ができるように入院前にお話を聞く
  • 入院患者さんの退院支援(転院や退院後の在宅療養に関する調整、地域の医療機関等との連絡調整など)
  • 患者さんやご家族が抱える様々なご相談に対して、できることを一緒に考えるなど

患者さんやご家族はもちろん、病院内のスタッフや病院外で患者さんやご家族を地域で支えてくださる方々などたくさんの方とお話する機会がありました。

その時によく感じていたのが、情報を知らないがゆえに困っている方が多いことでした。

たとえば、ある日突然病気になり、介護が必要になった患者さんがいます。
ある患者さんは、介護保険があることを知り、退院後に家族以外の方にも助けてもらいながら毎日を過ごしています。
「今日は顔色もいいし、体調良さそうね〜よかったわ」なんて世間話をしながら。

一方ある患者さんは、介護保険があることを知りません。
大切な家族です。一人で一生懸命介護して、結果倒れて病院に運ばれた・・
極端な例ですが、こんなケースも起こり得ます。

病院なのに、そんなことあるの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、考えてみてください。

入院中の患者さんは24時間看護師が看護をしています。
たとえ患者さんが「大丈夫です」と言っていても、プロはよーく観察しています。
痛みはどうか、食事は食べれているか、ベッドからの起き上がり方、トイレに行く様子など・・

通院中の患者さんにはそんなことはできません。
「こんなことに困っている」というご本人やご家族の申告がないと、気付くのが遅れたりするのです。
主治医に今起きていることを正しく伝えるというのはとても大事なんです。

私は病院の外来にある相談窓口に座ることもあったので、「せめて相談に来てくれないかな」と思っていました。
窓口に相談に来てくれれば、ここで相談にのってもらえるかもとご案内したり、時には先生にこんな風に伝えてみてくださいとアドバイスしたり、先生や病棟の看護師さんに直接連絡をとって(もちろん患者さんの了承を得て)連携することもできます。

特に医療や介護に関する問題は、家族全体の生活に影響を与えます。
情報を知っているか知らないか、情報に気づけるかどうかは、患者さんご本人はもちろん、家族全体の幸せや人生に大きく影響すると感じていました。

医療や介護の制度は、その方の状況により必ず制度を利用できるかどうかはわかりません。
でも、相談できる場所があることを「知っている」ということは力になると思います。

  • どうしたら窓口で相談してみようと思ってもらえるか
  • そもそも病院に相談窓口があることを知ってもらえるか

そんなことを考えながらポスターを作ったり試行錯誤していたのです。
そのことを思い出し、WEBデザインを勉強したらもっと患者さんが見たくなるようなモノづくりができるかも!
看護師として働いていなくても役に立つことができるかも!とワクワクしました。

デザインを学んだからできること

デザインは、情報をわかりやすく整理して、伝えるためのツールです。
私はデザインを学んで、私のデザイン次第で、情報を伝えたい人と情報を探している人の両方のお役にたてるのではないかと思いました。

・情報を伝えたい人の情報を「わかりやすく伝える」
・情報を探している人が「探している情報を簡単に見つけられる」

いつかあの時の「困っている患者さんを一人でも減らしたい」という悩みに貢献できる日が来るかもしれないと思うとワクワクします。

デザインは、医療や介護に限ったことではありません。
価値ある商品やサービスを提供し、社会を幸せにしたいと考えている人はたくさんいます。

そしてその商品やサービスを探している人が必ずいます。
自分にぴったりのものに出会ったときには嬉しくて、自分の身近な人にも教えたくなります。


そんな風に人と人とがつながって、「嬉しい!」「幸せ♪」と思う人が増えたら、社会はもっともっと豊かに幸せになると思います。

そんな人を増やしたい!と思い、WEBデザイナーになりました。

デザインは、思いやり。

デザインは、人を思いやることからはじまります。
世の中のほとんどのものは、使う人がどうしたら使いやすいか、わかりやすいかを考えてデザインされています。

相手をよく知り、相手を思いやり、その人の課題解決のために最適な表現を探し、最善を尽くすこと。
それは看護と同じです。

ビジネスの本質は、人のお役に立つこと。
価値の提供です。

看護師の仕事以外全く経験のない私が、全く違う世界に飛び込んだので、当然最初はうまくいきませんでした。
失敗もしましたし、悔しい思いもしました。

でも私は看護師の仕事をしながら、チャレンジし続けました。
私がうまくいかなくてもやり続けられたのは、マイペースな性格と看護師の経験があったからだと思っています。

お客様に「コミュニケーションが上手で、とても安心する」と言っていただけるのも、今までの看護教育や経験のおかげです。
看護師としてたくさんの方に出会い、人生に触れさせていただきました。

そのたびに、自分の人生や生き方について考える機会を与えていただきました。
看護師として働かなくても、元看護師として培った力を武器に、たくさんの方に喜んでいただけるように心を尽くします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Yuki DESIGNはひとつひとつのご縁を大切に、デザインであなたの成功をお手伝いさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします!

 

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