近年スマートフォンの普及、YouTubeやSNSの利用者増加により、動画広告の需要が高まっています。
動画は目を引きやすく、テキストや画像に比べて短時間でより多くの情報を伝えることができます。
動画のインプレッション(表示回数)や視聴回数など、効果を簡単に測定できるのも活用しやすいですよね。
とくにアメリカで大人気のホワイトボードアニメーションの効果は、心理学や脳科学でも検証されており、マーケティングの分野で注目されています。
この記事では、
- 手描きアニメーション動画の効果が気になる
- 手描きアニメーション動画を動画広告に使ってみたい
という方に向けて、アニメーション動画の効果、手描きのアニメーションを動画広告に活用するメリット・デメリットについて解説します。
手描きアニメーションを作りたいけど、自分で作る時間がない・・
という方はお気軽にご相談ください。
\ しつこい営業一切なし /
手描きアニメーションとは?
手描きアニメーションとは、画面に文字やイラストを描く様子を撮影した動画です。
シンプルなのに訴求力の高い表現方法として動画広告の分野で注目されています。
手描きアニメーションの効果は3つ
- 圧倒的に興味を引きやすい
- 記憶に残りやすい
- 受注につながりやすい
手描きアニメーション動画の主な効果は上記3つ。
アニメーションの効果を上手く活用すると、ターゲットに訴求ができます。
ここからそれぞれを詳しく解説します。
圧倒的に興味をひきやすい
人には動くものに対して本能的に反応し、その動きを目で追ってしまう習性があります。
手描きアニメーションはリアルタイムでイラストがどんどん書かれていくので、「次は何が書かれるのかな?」と想像しながら「つい見てしまう」効果があります。
さらにストーリーで動画にひきこまれると、動画をしっかり見てしまうという特徴があります。
アメリカの検証実験では、白黒で描かれるホワイトボードアニメーション動画の視聴維持率は80%!
つまり、ホワイトボードアニメーションを使うと、10人中8人が最後まで見てくれる可能性があると言われています。
スキップされがちな動画の中でも興味をひきやすく、見てもらいやすい特徴があります。
記憶に残りやすい
手描きアニメーションの内容は、視聴者の記憶に強く残ります。
その理由は、手描きアニメーションがシンプルだから。
- 色や音などの情報が削ぎ落とされているため、動画の内容に集中できてイメージしやすい
- 書く動きとストーリーで動画に引き込まれ、感情が動きやすい
- 視覚、聴覚情報がバランスよく、脳を刺激する
上記のように、視聴者は動画に集中できる環境で視聴するため、感情を揺さぶり記憶に残りやすいのです。
心理学者のリチャード・ワイズマンの研究でも、ホワイトボードアニメーション動画を見た人の方が通常の動画を見た人よりも内容を15%多く記憶できることが証明されています。
受注につながりやすい
手描きアニメーションを使うと受注につながりやすいと言われています。
なぜなら手描きアニメーションは、動画の内容を理解でき、意思決定をしやすいからです。
手描きアニメーションが言語、聴覚、視覚情報をバランスよく使った動画であることも理解しやすい要因です。
あなたは、メラビアンの法則という心理法則を知っていますか?
メラビアンの法則とは、コミュニケーションにおいて言語・聴覚・視覚から受け取る情報がそれぞれ異なった際、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の影響があるとした心理法則です。
手描きアニメーションは、動画と(視覚情報)ナレーション(聴覚情報)が一致した状態で発信されます。
視覚情報と聴覚情報が一致しているので、視聴者はより理解しやすい状態にあると言えます。
プロモーション動画にホワイトボードアニメーションを使うと、普通のサービス動画に比べて成約率(CVR)が平均30%アップするというアメリカの研究結果があります(心理学者リチャード・ワイズマン調べ)
手描きアニメーションのメリット
- 情報が伝わりやすい
- 最後まで観てもらいやすい
- 制作しやすい
手描きアニメーションのメリットは上記3つです。
ここからそれぞれについて解説していきます。
情報が伝わりやすい
手描きアニメーションは、情報が伝わりやすいです。
なぜなら、
- 文字とイラストで説明されるので、理解しやすい
- シンプルで余計な情報が少ないので、動画の内容に集中できる
- 手書きする動きとストーリーで動画にひきこまれ、しっかり見てしまう
上記のような特徴があるからです。
視聴者は他の動画やアニメーションに比べて、色や音などの情報が少ない状態で視聴します。
特に白黒でシンプルな手描きアニメーションは、手書きする様子とストーリーで動画に引き込みじっくり見てもらえるからこそ、学習効果も高く、記憶や印象に残りやすいんです。
最後まで観てもらいやすい
人には、本能的に動くものに注目し、目で追ってしまう習性があります。
手描きアニメーションは、次々とイラストが描かれていく動画です。
手書きする動きとストーリーに引き込まれると、何が描かれるんだろうと少しワクワクドキドキしながら動画を見てしまいます。没入できるストーリー作りがとても大事です!
視聴維持率は80%とも言われています。
制作しやすい
手描きアニメーションは実写の動画に比べて低コストで制作しやすいのも特徴。
実写動画 | 手描きアニメーション | |
---|---|---|
制作に関わる人 | カメラマン、モデルなど複数 | 一人でも制作できる |
撮影場所 | 撮影場所の手配が必要 | パソコンとソフトがあればどこでも制作可能 |
撮影の特徴 | 1人で撮影できない場合もある 撮影場所での撮影が必要 取り直す場合は手間がかかる | 手書きの撮影は1人でもできる 制作ソフトなら撮影もいらない 修正も簡単にできる |
コスト | 高い | 安い |
やり取り | 撮影などリモートでは難しい場合もある | リモートで完結できる |
手描きアニメーションは、手書きか制作ソフトを使って制作します。
どちらの方法でも受注〜納品まで1人で完結できます。
関わる人や大掛かりな撮影器具などがいらないので、その分コストを抑えて制作できます。
制作者側も依頼者側にとっても大きなメリットですね。
こちらの記事で手描きアニメーションの作り方について解説しています。
無料でも作成可能なので参考にしてください。
ホワイトボードアニメーションを依頼した場合の価格相場はこちらでご紹介していますので参考にしてください。
手描きアニメーションのデメリット
- リアリティが表現しにくい
- 差別化が難しい
手描きアニメーションのデメリットは上記2つです。
それぞれ詳しく解説します。
リアリティは表現しにくい
手描きアニメーションは、リアリティを表現するのには向いていません。
たとえば、食べ物のシズル感や見た目の美しさなどを伝えたい場合は、写真や実写動画の方がリアルに伝わります。
手描きアニメーションは、動画の中に写真や動画を埋め込むこともできますが、その場合には一度手描きアニメーションが本当に最適な方法か一度見直してみるのがおすすめです。
大切なことはターゲットに伝えたい内容がしっかり伝わること。
手描きアニメーションを制作することではありません。
制作前に、ターゲットに伝えたい内容が一番伝わりやすい方法は何かを考えて選ぶと良いでしょう。
差別化が難しい
手描きアニメーションは、シンプルなため差別化が難しいのがデメリット。
制作ソフトを使うと誰でも簡単に制作できますが、同じテンプレートやイラストを使用すると似たような雰囲気になってしまいがちです。
差別化するために、アニメーションを手書きで制作したり、イラストを読み込んで使うのもおすすめ。
制作ソフトによっては、オリジナルのキャラクターを作れる機能もあります。
プロに依頼すると自分で制作するよりもクオリティが高く、オリジナルの動画が制作できます。
日本ではまだ参入が少ない手描きアニメーション。話題性もあり、今がチャンスです。
手描きアニメーションの効果的な活用事例
- 商品やサービス紹介
- 企業や企業理念の紹介
- マニュアルなどの説明動画
- セミナーや研修など教育動画
アニメーション動画をビジネスで活用する場合の主な活用事例は上記4つです。
話題になるような動画コンテンツはSNSなどで拡散され、認知拡大や販売促進に大きな効果があります。
これからそれぞれについて解説していきます。
商品やサービス紹介
手描きアニメーションは、商品やサービスの紹介に適しています。
興味を引きながら、商品やサービスの魅力をイメージで伝えられるため、文字や静止画で伝えるよりも魅力を理解してもらいやすいです。
また、形のないサービスや、ユーザー目線のベネフィットなどの伝わりにくい内容もわかりやすく説明できます。
自社サービスの概要を伝えるなど営業資料として活用すると、営業マンの負担も減らせます。
企業や企業理念の紹介
手描きアニメーションは、企業や理念の紹介などストーリーを語るのに適しています。
誰に何を伝えたいのかを明確にしてストーリーにのせて思いを語るので、最後まで見てもらいやすいです。
親近感を与えながら企業ブランディングするのに適しており、企業理念や仕事内容、商品やサービスの開発ストーリー、創業ストーリーなどを視聴者にわかりやすく説明します。
マニュアルなどの説明動画
手描きアニメーションは、マニュアルなどの説明動画に適しています。
文字だけだと伝わりにくい内容も、手描きアニメーションで表現することによりイメージしやすくなります。
大切なことをわかりやすく伝えることができるので、社員の理解を助け、行動しやすくなるかもしれません。
セミナーや研修など教育動画
手描きアニメーションは、セミナーや研修など教育動画に適しています。
心理学者のリチャード・ワイズマンの研究でも、ホワイトボードアニメーション動画を見た人の方が通常の動画を見た人よりも内容を15%多く記憶できることが証明されています。
印象や記憶に残りやすいので、社員教育に取り入れると知識や技術の向上につながるかもしれません。
手描きアニメーションで効果を上げるためのポイント
- 目的とターゲットを明確にする
- 本当に伝えたい内容をシンプルに伝える
- ターゲットが見る場所で発信すること
手描きアニメーションで効果を上げるためのポイントは、上記3つ。
まずは自社のターゲットを決めて、顧客目線に立ち、顧客のニーズを汲んだ内容にすること。
そしてその動画をターゲットがよく見ているSNSなどで発信することが重要です。
SNSは性別や年代によりユーザー層が異なります。
発信したSNSに狙ったターゲット層がほとんどいなかった・・とならないように発信する場所をリサーチしましょう。
手描きアニメーション制作でお悩みならユキデザインへ
ビジネスで様々な活用法がある手描きアニメーション。
でも自分で作るのは難しそう・・そんな方はプロに依頼するのもおすすめです。
ユキデザインの手描きアニメーションは、手書きのイラストで温かさや親しみやすさを与えながらストーリーを語ります。
どのように作ったら良いか迷ってしまいがちな動画のシナリオ作成も丸ごと承ります。
手描きアニメーションが気になっている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
\ お気軽にご相談ください /
まとめ:ビジネスに手描きアニメーションを活用しよう
今回は、ビジネスで様々な活用ができる手描きアニメーションについて効果や動画広告に活用するメリットなどをご紹介しました。
今後も動画広告市場は伸びていくと言われています。
手描きアニメーションはとくに目を引きやすい特徴があるので、興味・認知拡大に役立つでしょう。
手描きアニメーションで最も重要なのは良い原稿(シナリオ)作りです。
誰に何を伝えたいのかを明確にして、伝わるアニメーション動画を作ってくださいね!