
「手描きアニメーションを作ってみたいけれど、何から始めればいいかわからない」
「無料ソフトやアプリで作れるのか知りたい」
「サービス紹介やSNS投稿に使える動画を、自分で作ってみたい」
そんな方に向けて、この記事では手描きアニメーションの作り方を初心者向けに解説します。
手描きアニメーションは、文字やイラストが描かれていく流れを見せながら、情報をわかりやすく伝える動画です。
商品・サービス紹介、自己紹介、講座やセミナーの説明、医療や福祉など専門的な情報の解説にも活用できます。
動画制作と聞くと難しく感じるかもしれませんが、最初に流れを整理すれば、自分で作ることもできます。
この記事では、制作の流れ、必要な準備、無料ソフトを選ぶときのポイント、自分で作るのが難しい場合の考え方までまとめます。
手描きアニメーションの効果やメリットを先に知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

手描きアニメーションとは?
手描きアニメーションとは、手描きの文字やイラストを使って、情報をわかりやすく伝える動画表現です。
画面に少しずつ絵や文字が出てくるため、見る人は「次に何が描かれるのだろう」と自然に続きを見やすくなります。
文章だけでは伝わりにくい内容も、イラストや図解にすることで理解しやすくなります。
たとえば、次のような内容と相性が良いです。
- 商品やサービスの紹介
- 無形サービスの説明
- 会社の理念や創業ストーリー
- 経営者や専門家の自己紹介
- 講座やセミナーの案内
- 医療・介護・福祉など専門的な内容の解説
- マニュアルや研修動画
特に、目に見えない価値や複雑な内容を伝えたいときに使いやすい表現です。
手描きアニメーションの作り方は大きく分けて2種類

手描きアニメーションの作り方は、大きく分けると2種類あります。
- 実際に手で描いて撮影する方法
- ソフトやアプリを使って作る方法
どちらが正解というより、目的や作りやすさに合わせて選ぶのがおすすめです。
実際に手で描いて撮影する方法
紙やボード、タブレットなどに文字やイラストを描き、その様子をスマホやカメラで撮影する方法です。
手で描いている様子がそのまま映るため、あたたかさやオリジナル感を出しやすいのが特徴です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 手描きの雰囲気が出やすい オリジナル感を出しやすい スマホや身近な道具でも始めやすい 描いていく過程が見えるため、最後まで見てもらいやすい | イラストや文字を書く力が必要 撮影環境に仕上がりが左右される 手元の影や明るさに注意が必要 撮り直しに時間がかかることがある |
手描きの雰囲気を大切にしたい方や、オリジナルのイラストで伝えたい方に向いています。
撮影方法を詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

ソフトやアプリを使って作る方法
もうひとつは、動画制作ソフトやアプリを使って、手描き風のアニメーションを作る方法です。
イラスト素材やテンプレートを使えるため、絵を描くのが苦手な方でも作りやすいのが特徴です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 絵が苦手でも作りやすい テンプレートや素材を使える 修正しやすい SNS用やYouTube用など、サイズを調整しやすい | テンプレート感が出やすい 無料版では機能制限やロゴ表示がある場合がある 商用利用の条件を確認する必要がある オリジナル感を出すには工夫が必要 |
まず試してみたい方や、短時間で形にしたい方は、ソフトやアプリを使う方法から始めると進めやすいです。
無料で使えるソフトを比較したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

手描きアニメーションの作り方5ステップ
手描きアニメーションは、次の5ステップで作ると進めやすくなります。
- 動画の目的を決める
- シナリオを作る
- 絵コンテを作る
- イラストや素材を用意する
- 編集して書き出す
いきなりソフトを開くよりも、先に「誰に何を伝えるか」を整理しておくことが大切です。
まずは、動画の目的を決めます。
目的が曖昧なまま作り始めると、内容を詰め込みすぎて、何を伝えたい動画なのかわかりにくくなります。
最初に、次の4つを整理しましょう。
- 誰に見てほしい動画か
- 何を一番伝えたいか
- 見た人にどう感じてほしいか
- 見たあとにどんな行動をしてほしいか
たとえば、サービス紹介動画なら「サービス内容を理解してもらい、問い合わせにつなげる」ことが目的になります。
SNS投稿なら「まず興味を持ってもらう」ことが目的になるかもしれません。
目的が変わると、動画の長さや構成、言葉の選び方も変わります。
次に、動画のシナリオを作ります。
手描きアニメーションでは、イラストよりも先にシナリオを作ることが大切です。
シナリオが弱いと、どれだけイラストがきれいでも伝わりにくくなります。
初心者の方は、次の流れで考えると作りやすいです。
- 見る人の悩みを示す
- その悩みが起きる理由を伝える
- 解決方法を見せる
- サービスや商品の特徴を伝える
- 利用後の変化をイメージさせる
- 次の行動を案内する
たとえば、サービス紹介動画なら次のような流れです。
サービスの良さを説明しているのに、なかなか伝わらない。
専門的な内容が難しく聞こえてしまう。
そんなお悩みはありませんか?
手描きアニメーションなら、言葉だけでは伝わりにくい内容を、イラストとストーリーでわかりやすく整理できます。
このように、見る人の悩みから始めると、自分ごととして受け取ってもらいやすくなります。
サービス紹介動画の構成を詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

シナリオができたら、絵コンテを作ります。
絵コンテとは、どの場面でどんなイラストや文字を出すかを整理する設計図のようなものです。
きれいに描く必要はありません。
丸、四角、矢印、簡単なメモだけでも大丈夫です。
大切なのは、見る人がどの順番で理解していくかを考えることです。
絵コンテでは、次の内容を決めておきましょう。
- 画面に出す文字
- 描くイラストや図
- ナレーションの内容
- どの順番で見せるか
- 1シーンの長さ
絵コンテを作っておくと、制作中に迷いにくくなり、動画全体の流れも整いやすくなります。
次に、動画に使うイラストや素材を用意します。
自分で描く場合は、絵コンテに沿って必要なイラストを準備します。
ソフトやアプリを使う場合は、テンプレートや素材を選びながら作っていきます。
素材を使うときは、次の点に注意しましょう。
- 商用利用できる素材か
- クレジット表記が必要か
- 他の動画と似た印象になりすぎないか
- サービスの雰囲気に合っているか
手描きアニメーションでは、イラストの上手さよりも「伝えたい内容に合っているか」が大切です。
おしゃれに見せることよりも、見る人が理解しやすい絵や文字を選びましょう。
素材探しに迷う方は、こちらの記事も参考になります。

最後に、動画編集ソフトやアプリで全体を整えます。
編集では、次の内容を調整します。
- イラストや文字の表示タイミング
- ナレーションの音量
- BGMの音量
- テロップの読みやすさ
- 動画の長さ
- 書き出しサイズ
ナレーションを入れる場合は、話すスピードにも注意しましょう。
早口になりすぎると、見る人が理解する前に次の場面へ進んでしまいます。
手描きアニメーションは、ひとつずつ情報を見せる動画なので、少し余白を持たせるくらいがちょうどいいです。
SNSに投稿する場合は、スマホで見たときに文字が読めるかも確認しましょう。
無料ソフトやアプリで手描きアニメーションは作れる?
手描きアニメーションは、無料ソフトや無料プランのあるアプリでも作ることができます。
ただし、無料版には機能制限があることも多いです。
たとえば、次のような制限に注意しましょう。
- 書き出し動画にロゴが入る
- 使える素材が限られる
- 商用利用に制限がある
- 書き出しできる画質や時間に制限がある
- 日本語フォントが少ない
趣味や練習なら無料版でも十分な場合があります。
一方で、仕事やサービス紹介に使う場合は、商用利用やロゴ表示の有無を確認しておくと安心です。
無料ソフトを選ぶときは、次の基準で見ると選びやすくなります。
- 日本語で使いやすいか
- 初心者でも操作しやすいか
- 商用利用できるか
- ロゴなしで書き出せるか
- 作りたい雰囲気に合っているか
iPadで作りたい方はこちらの記事も参考になります。

手描きアニメーション制作ソフト3選(無料もあり)
ここでは、初心者でも使いやすい手描きアニメーション制作ソフトを3つ紹介します。
「まず無料で試したい」「テンプレートを使って作りたい」「動画編集までまとめて行いたい」など、目的に合わせて選びましょう。
| ソフト名 | 無料で試せるか | 表現の特徴 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| VYOND | 無料トライアルあり | ビジネス向けの整ったアニメーションを作りやすい | 企業向けの説明動画、研修動画、サービス紹介動画を作りたい人 | 手描き感よりもビジネスアニメーション寄り。料金や商用利用条件の確認が必要 |
| VideoScribe | 無料トライアルあり | 手描き風の解説動画を作りやすい | 文字やイラストが描かれていく動画を作りたい人 | 書き出し制限やロゴ表示など、無料トライアルの条件確認が必要 |
| Animaker | 無料プランあり | キャラクターやテンプレートを使った動画を作りやすい | SNS向け動画やカラフルな説明動画を作りたい人 | 無料プランでは素材、書き出し、ロゴ表示に制限がある場合がある |
手描きらしさを重視するならVideoScribe、ビジネス向けに整った動画を作りたいならVYOND、無料プランから試したいならAnimakerが候補になります。
手描きアニメーション制作ソフトのおすすめは上記9つです。
どのソフトも使いやすく、イラストを描けなくても手書き風のアニメーション動画を作ることができます。
これからそれぞれのソフトについて徹底解説していきます。
1 VYOND(ビヨンド)

YONDは、ビジネス向けのアニメーション動画を作りやすい制作ソフトです。
キャラクターやテンプレート、図解素材を使いながら、サービス紹介や研修動画、説明動画を作ることができます。
手描き感を強く出すというより、ビジネス向けに整ったアニメーションを作りたい方向けです。
VYONDが向いている人
- 企業向けの説明動画を作りたい人
- テンプレートや素材を使って効率よく作りたい人
- キャラクターを使った動画を作りたい人
- 研修動画やサービス紹介動画を作りたい人
2 VideoScribe(ビデオスクライブ)

VideoScribeは、手描き風の解説動画を作りやすい動画制作ツールです。
文字やイラストが描かれていくような表現を作りやすく、サービス紹介や講座の説明、プレゼン用動画にも使いやすいです。
無料トライアルがありますが、書き出し制限やロゴ表示などの条件がある場合があります。仕事で使う場合は、料金や商用利用の条件を確認しておきましょう。
VideoScribeが向いている人
- 手描き風の解説動画をしっかり作りたい人
- テンプレートや素材を使いたい人
- サービス紹介や講座説明の動画を作りたい人
- パソコンで制作したい人
5 Animaker(アニメーカー)

Animakerは、アニメーション動画をブラウザ上で作れる制作ツールです。
キャラクターやテンプレートを使って、カラフルな説明動画やSNS向け動画を作れます。
無料プランもありますが、書き出しや素材、ロゴ表示などに制限がある場合があります。仕事で使う場合は、利用条件を確認しておきましょう。
Animakerが向いている人
- キャラクターを使った説明動画を作りたい人
- SNS向けの短い動画を作りたい人
- ブラウザ上で制作したい人
- まず無料プランで試したい人
無料ソフトをもっと詳しく比較したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

その他の候補
上記の3つ以外にも、手描き風の動画や解説動画を作れるツールはいくつかあります。
Canva
Canvaは、ブラウザやアプリで使えるデザインツールです。
手描き風のイラスト素材やアニメーション機能を使えば、SNS向けの短い動画やシンプルな説明動画を作れます。
無料プランでも使える素材や機能があるため、まず気軽に試したい方に向いています。
Powtoon
Powtoonは、プレゼン資料のような感覚でアニメーション動画を作れるオンラインツールです。
テンプレートやキャラクターを使って、サービス紹介動画や説明動画を作りたい方に向いています。
無料プランがある場合でも、ロゴ表示や書き出し制限があることがあるため、公開前に条件を確認しましょう。
Doodly
Doodlyは、手描き風の解説動画を作りやすい制作ツールです。
手が描いていくような表現を作りやすく、教育系コンテンツやサービス説明動画にも使いやすいです。
海外ツールなので、日本語フォントや商用利用、料金プランは事前に確認しておくと安心です。
Filmora
Filmoraは、初心者にも使いやすい動画編集ソフトです。
手描き専用の制作ソフトではありませんが、テキストアニメーション、図形、素材、ナレーション、BGMを組み合わせれば、手描き風の解説動画を作ることもできます。
動画編集までまとめて行いたい方や、すでにFilmoraを使っている方に向いています。
初心者が失敗しやすいポイント
手描きアニメーションを初めて作るときは、次のポイントでつまずきやすいです。
情報を入れすぎる
伝えたいことが多いほど、動画に全部入れたくなります。
しかし、情報が多すぎると、見る人は何が大切なのかわからなくなります。
1本の動画では、伝えたいことをひとつに絞るのがおすすめです。
文字が多すぎる
画面に文字を入れすぎると、動画なのに資料のように見えてしまいます。
ナレーションで説明する内容と、画面に出す文字は分けて考えましょう。
画面に出す文字は、見出しやキーワード程度に絞ると見やすくなります。
シナリオなしで作り始める
ソフトを触りながら作ると、見た目は作れても、話の流れがわかりにくくなりやすいです。
先にシナリオと絵コンテを作ってから制作に入ると、伝わる動画になりやすくなります。
最後の行動案内がない
動画を見た人に、次に何をしてほしいのかを入れ忘れることがあります。
サービスページを見る、問い合わせる、資料を読む、次の記事を見るなど、最後に行動を案内しましょう。
手描きアニメーションをビジネスで使うなら
手描きアニメーションは、動画広告やSNSだけでなく、サービス紹介にも向いています。
特に、無形サービスや専門的な内容は、文章だけでは伝わりにくいことがあります。
手描きアニメーションにすると、サービスの流れや利用後の変化を視覚的に見せられるため、初めて見る人にも理解してもらいやすくなります。
たとえば、次のような場面で活用できます。
- ホームページのサービス紹介
- ランディングページ
- SNS投稿
- YouTube動画
- セミナーや説明会
- 商談前の説明動画
- 講座や研修の導入動画
サービス紹介に使う場合は、「何をしているか」だけでなく、「利用するとどう変わるか」まで入れるのがポイントです。
自分で作るのが難しい場合はプロに相談するのもあり
手描きアニメーションは自分で作ることもできます。
ただし、実際に作ってみると、シナリオ作りや絵コンテ、イラスト制作、編集に時間がかかることがあります。
特に、サービス紹介や専門的な内容を伝える動画では、何をどの順番で伝えるかがとても大切です。
「自分で作ってみたけれど、伝わる動画になっているか不安」
「シナリオや構成を考えるところで止まってしまう」
「サービスの魅力をわかりやすく動画にしたい」
そんな場合は、プロに相談するのもひとつの方法です。
Yuki DESIGNでは、看護師として培った問診力でお話を伺いながら、伝えたい内容を整理し、手描きのイラストとストーリーで伝わる動画にしていきます。
\ オリジナルの手描きアニメーション /
費用感を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

手描きアニメーションに関する記事一覧
手描きアニメーションについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
まず読みたい記事
作り方・始め方に関する記事
ソフト・アプリ・素材に関する記事
- 無料で使える手描きアニメーション作成ソフト6つを徹底比較
- アニメーション動画をiPadで作れるアプリ3選
- Adobeソフトで手描きアニメーション動画を作成する方法
- 手描きアニメーション制作におすすめの素材まとめ
動画広告・ビジネス活用に関する記事
費用・依頼前に読みたい記事
作ってみた記事
まとめ:手描きアニメーションはシナリオから作ると伝わりやすい
手描きアニメーションは、初心者でも流れを押さえれば自分で作ることができます。
作る手順は、次の5ステップです。
- 動画の目的を決める
- シナリオを作る
- 絵コンテを作る
- イラストや素材を用意する
- 編集して書き出す
大切なのは、いきなり作り始めることではなく、まず「誰に、何を、どの順番で伝えるか」を整理することです。
手描きアニメーションは、文章だけでは伝わりにくい内容を、イラストとストーリーでわかりやすく届けられる表現です。
まずは短い動画から試して、自分のサービスや発信にどう活用できるか考えてみてください。
